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「あったらいいな」を実現する AI-CON登記の突破力

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契約書専門の行政書士の竹永です。

 

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もしも登記がパソコンでできたら?

 

あいかわらず目の付け所がすごいなと感動したので、GVA TECHさんの新サービス、「AI-CON登記」をメモします。

 

GVA TECHといえば、そう! AIが契約書のレビューをしてくれる「AI-CON レビュー」や、契約書のドラフトを質問に答えるだけで作成してくれる「AI-CON ドラフト」など、ありそうでなかった(いやあったことはあったんだけど、もの足りなかった)分野のサービスを、次々に世に送り出している、個人的に大注目のリーガルテック企業です。

 

 

ちなみに、法務関連の面倒で時間のかかる業務を、テクノロジーのちからで実にあざやかに解決していかれるため、手続き系の士業をいつもハラハラさせてくれる企業でもあります(笑)。

 

 

今回新たに、2019年1月にリリースされたのが、法人登記支援サービスの「AI-CON 登記」です。

 

 

詳しい機能はサイトをみたほうがはやいですが、ごく簡単にいえば、パソコン上で必要事項を入力していくことで「法人登記の申請書類」を自動的に作成してくれる、というある意味シンプルなサービス。

 

 

法人登記というのは、会社の名前や住所や役員などの重要なことが成立したり変わったりしたときに、それを法務局に届けて記録されるようにするしくみです。こうしておけば誰でもその会社のあらまし(実在するのかどうかなど)を、正確に知ることができるわけです。会社は設立のときにもちろん登記をしますが、それ以後も常に正確でなければなりませんから、なにか変更があるたびに法務局に登記しなければなりません。

 

 

古い常識をこわしてくれる

 

さて、そうした法人の登記手続きを、圧倒的に簡単にしてくれるかもしれないのがこのAI‐CON登記です。

 

はじめてサイトを見たとき、またひとつ自分のなかの古い常識が打ち破られたのを感じました。登記ってたしかに面倒だけど、何度かやっているうちに、「だけど登記とはこういうものなんだ」と、いつしかその不便さに疑問を感じなくなっていたのです。

 

つくるのがものすごく難しいというほどでもないけど、法務局が受け付ける書類だけあって一文字も間違えられないし、形式に従わなくてはいけないため、やってみると意外に手間取ります。

 

不慣れゆえ時間をとられるし「これで合っているのかどうか」心配になって調べるけれど、登記の専門知識が無いとなかなか正解にたどり着かないもどかしさもあります。それでも「登記は面倒であたりまえ」という古い常識に慣れきっていました。

 

でも考えてみたら、なんで登記する書類をクラウドで簡単にしてはいけなかったのでしょう? コロンブスの卵のような痛快さがありますよね。

 

なんとなく「聖域」だと思ってた登記の分野

 

もうひとつ、固定観念として強かったのは「登記は司法書士があつかうもの」というイメージです。

 

もちろん依頼する場合は今後もそうなんだけど、あくまで本人が申請する場合は、司法書士でなくても登記申請自体はできるわけで。でもそこを便利にするオンラインサービスを提供することはOKなのか・・・? 

 

リーガル系サービスの最大の壁というか、業際問題というか、ともかく提供側のほうでも登記をあつかうってことが、なんとなく「それってやってもいいんだっけ?」みたいな素朴な疑問はあったと思うんですよね。だから登記まわりとかそういうサービスって国がやるしかないんだと勝手に思っていました。

 

そこを今回、乗り越えてしまっているわけなので、さすがというか、センスがいいというか、もはや末恐ろしいですね。

 

 

今後はどの登記が加わるのか?

 

 

現在のメニューは「本店移転」と「募集株式の発行」の登記だけのようですが、商業登記というのは当然まだまだ種類があります。ほかの登記も加わるのでしょうか? 比較的定形化しやすいものから順番に、ラインナップに加えられていくものと予想できます。

 

たとえば個人的にもっとも追加を期待しているのは「目的変更」や「商号変更」の登記。これらはちょうど会社に勢いが欲しいときに必要となる変更登記なので、こうしたスピード感のあるサービスと、まさに相性がぴったりな気がします。

 

また、現在は作成した書類にハンコを押して法務局に届ける必要がありますが、将来的にはいわゆる「デジタルファースト(行政手続きを原則として電子申請に統一するための一連の法案)」の成果によって、こうした押印のフロー自体がいらなくなる可能性もあります。そうなればますます便利かつスピーディーになるはずです。

 

  

これからもAI‐CONシリーズから目が離せませんね。

 

  

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行政書士 竹永 大 

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