わかる! 使える! 契約書の基本

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グリーとディー・エヌ・エー “釣りゲーム” をめぐる戦い 

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ようするに ã€Œé‡£ã‚Šã‚²ãƒ¼ã‚¿ã‚¦ãƒ³ï¼’」が「釣り★スタ」にそっくりだろ、
っていう話なんですが

こんなにおもしろい判例(控訴審)とおもわなかった。
意外と重要な判例になっていくのかもしれないですね。

まずは論点整理。

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平成24年8月8日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
平成24年(ネ)第10027号 著作権侵害差止等請求控訴事件
原審・東京地方裁判所平成21年(ワ)第34012号
口頭弁論終結日 平成24年7月4日

判 決

控訴人兼被控訴人 グ リ ー 株 式 会 社
(以下「第1審原告」という。)
同訴訟代理人弁護士 岩 倉 正 和
櫻 庭 信 之
洲 桃 麻 由 子
小 西 透
星 野 大 輔
戸 田 順 也
神 谷 圭 佑
小 川 裕 子

被控訴人兼控訴人 株式会社ディー・エヌ・エー(以下「第1審被告ディー・エヌ・エー」という。)
被控訴人兼控訴人 株 式 会 社 O R S O(以下「第1審被告ORSO」という。)

上記両名訴訟代理人弁護士 高 橋 元 弘
佐 藤 久 文
末 吉 亙

主 文

1 第1審被告ディー・エヌ・エー及び第1審被告ORSOの控訴に基づき,
(1)原判決中,第1審被告ディー・エヌ・エー及び第1審被告ORSO敗訴部分を取り消す。
(2)上記部分につき,第1審原告の請求をいずれも棄却する。
2 第1審原告の本件控訴を棄却する。
3 第1審原告の当審における拡張請求を棄却する。
4 訴訟費用は,第1,2審とも,第1審原告の負担とする。

事実及び理由

第1 申立て
〔第1審原告〕

1 控訴の趣旨
(1) 原判決中第1審原告敗訴部分を取り消す。
(2) 第1審被告らは,原判決別紙ウェブサイト目録1記載のウェブサイトから,原判決別紙影像目録1記載の影像を抹消せよ。
(3) 第1審被告ORSOは,原判決別紙ウェブサイト目録2記載のウェブサイトから,原判決別紙影像目録2記載の影像を抹消せよ。
(4) 第1審被告らは,第1審原告に対し,連帯して,7億0560万円及びこれに対する平成23年7月7日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
(5) 第1審被告らは,原判決別紙ウェブサイト目録1記載のウェブサイトのトップページに,原判決別紙謝罪広告目録1(一)記載の謝罪広告項目を,同(二)記載の掲載条件により30日間掲載せよ。
(6) 第1審被告らは,原判決別紙ウェブサイト目録1記載のウェブサイト内のウェブページに,原判決別紙謝罪広告目録2 (一)記載の謝罪文を,同(二)記載の掲載条件により30日間掲載せよ。

2 当審における請求の拡張

第1審被告らは,第1審原告に対し,連帯して,1億2865万円及びこれに対する平成24年4月25日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

〔第1審被告ら〕

主文第1ないし第3項と同旨

第2 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)

1 事案の要旨
本件は,第1審原告が,第1審被告らに対し,
(1) 第1審被告らが共同で製作し公衆に送信している携帯電話機用インターネ
ãƒƒãƒˆãƒ»ã‚²ãƒ¼ãƒ ã€Œé‡£ã‚Šã‚²ãƒ¼ã‚¿ã‚¦ãƒ³ï¼’ã€ï¼ˆä»¥ä¸‹ã€Œè¢«å‘Šä½œå“ã€ã¨ã„ã†ã€‚ï¼‰ã‚’è£½ä½œã—å…¬è¡†ã«é€ä¿¡ã™ã‚‹è¡Œç‚ºã¯ï¼Œç¬¬ï¼‘å¯©åŽŸå‘ŠãŒè£½ä½œã—å…¬è¡†ã«é€ä ¿¡ã—ている携帯電話機用インターネット・ゲーム「釣り★スタ」(以下「原告作品」という。)に係る第1審原告の著作権(翻案権,著作権法28条による公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権)を侵害すると主張し,
①著作権法112条に基づき,原判決別紙対象目録記載の被告作品に係るゲームの影像の複製及び公衆送信の差止め,ウェブサイトからの上記影像の抹消及び記録媒体からの上記影像に係る記録の抹消,
②民法709条,719条に基づき,損害賠償金の支払,
③著作権法115条に基づき,謝罪広告の掲載を求め,

(2) 第1審被告らが,原判決別紙影像目録1及び2記載の影像(以下「被告影像1」「被告影像2」という。)を第1審被告らのウェブページに掲載する行為は,不正競争防止法2条1項1号の「混同惹起行為」に当たると主張して,①同法3条に基づき,被告影像1の抹消及び第1審被告ORSOに対する被告影像2の抹消,②民法709条,719条に基づき,損害賠償金の支払,③不正競争防止法14条に基づき,謝罪広告の掲載を求め,

(3) 第1審被告らが,第1審原告に無断で原告作品に依拠して被告作品を製作し配信した行為は,第1審原告の法的保護に値する利益を違法に侵害し,不法行為に該当すると主張して,①民法709条,719条に基づき,損害賠償金の支払,②民法723条に基づき,謝罪広告の掲載を求める事案である。

なお,第1審原告は,上記(1)②,(2)②及び(3)①の損害賠償(弁護士費用を含む。)として,被告作品の配信開始日である平成21年2月25日から平成23年7月7日までの期間の損害金合計9億4020万円及びこれに対する同日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めたものである。そして,第1審原告は,上記(1)について,(ⅰ)被告作品における「魚の引き寄せ画面」は,原告作品における「魚の引き寄せ画面」に係る第1審原告の著作権及び著作者人格権を侵害し,また,(ⅱ)被告作品における主要画面の変遷は,原告作品における主要画面の変遷に係る第1審原告の著作権及び著作者人格権を侵害する旨主張した。



2 原判決

原判決は,被告作品における「魚の引き寄せ画面」は,原告作品における「魚の引き寄せ画面」に係る第1審原告の著作権(翻案権,公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権)を侵害するとしたが,その余の著作権及び著作者人格権侵害の主張を認めず,また,第1審被告らの行為は不正競争防止法2条1項1号にも不法行為にも当たらないとして,前記1(1)①の全部並びに(1)②のうち合計2億3460万円及びこれに対する遅延損害金の支払を求める限度で,第1審原告の請求を認容し,その余の請求を全て棄却した。

そこで,第1審原告が,これを不服として控訴するとともに,損害賠償請求を拡張し,平成23年7月8日から平成24年3月8日までの期間の損害金として,1億2865万円及びこれに対する遅延損害金の支払を請求した。また,第1審被告らも,原判決を不服として控訴した。


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つづく。


細切れに全文掲載したいと思います。
丁寧に読みたい著作権判例ですね。