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判例) 損害賠償等請求事件 (著作権)

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平成23年12月26日判決言渡 同日原本交付 裁判所書記官
平成22年(ワ)第39994号 損害賠償等請求事件
口頭弁論終結日 平成23年10月19日
判 決
東京都八王子市<以下略>
原 告 P
同 訴 訟 代 理 人 弁 護 士 井 堀 周 作
大阪市中央区<以下略>
被 告 ニ ッ ケ 商 事 株 式 会 社
同 訴 訟 代 理 人 弁 護 士 丹 羽 一 彦
同 森 嶋 裕 子
埼玉県所沢市<以下略>
被 告 Q
同 訴 訟 代 理 人 弁 護 士 中 田 憲 孝
主 文
1 原告の請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。

事 実 及 び 理 由
第1 請求
1 被告らは原告に対し連帯して660万円及びこれに対する平成22年7月7
日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
2 被告らは,別紙被告作品目録記載1ないし3の物品の展示,販売,販売の申
し出をしてはならない。
3 被告らは,別紙被告作品目録記載1ないし3の物品を廃棄せよ。
4 被告らは,別紙広告目録1,2記載の各広告を掲載せよ。
5 1ないし4項につき仮執行宣言

第2 事案の概要
本件は,別紙原告作品目録記載1及び2の編み物(以下,それぞれ「原告編み
物1」,「原告編み物2」といい,両者を併せて「原告編み物」という。)及び
同目録記載3及び4の編み図(以下,それぞれ「原告編み図1」,「原告編み図
2」といい,両者を併せて「原告編み図」という。また,原告編み物と原告編み
図を併せて「原告作品」という。)の制作者である原告が,被告Q(以下「被告
Q」という。)が被告ニッケ商事株式会社(以下「被告会社」という。)に別紙
被告作品目録記載1の編み物(以下,被告Qが納入した編み物及びその複製品を
総称して「被告編み物」という。)及び同目録記載2の編み図(以下「被告編み
図」といい,被告編み物と併せて「被告作品」という。)を納入し,被告会社が
被告編み物を下請業者に製作させて展示,販売し,被告編み物を写真撮影して雑
誌等に掲載して使用し,かつ,被告編み図を多数複製して顧客や販売店等に頒布
するなどしたことに関し,被告作品は原告編み物又は原告編み図を複製,翻案し
たものであり,被告会社撮影に係る別紙被告作品目録記載3の写真(以下「被告
編み物写真」という。)は原告編み物又は原告編み図を翻案したものであり,被
告作品の展示は展示権を侵害するなどと主張し,被告らに対し,被告作品及び被
告編み物写真の展示,販売,販売の申出の差止め,侵害品の廃棄を求めるととも
に,被告らの行為は上記各権利を侵害したほか原告の著作者人格権(氏名表示
権)を侵害するものであって,被告らは,故意又は過失により,共同して上記各
行為に及んだものであるから,著作権及び著作者人格権侵害の共同不法行為責任
に基づき,被告らに対し,連帯して,損害賠償金合計660万円(附帯請求とし
て平成22年7月7日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金)の支払を求め,さらには,被告らに対し,著作権法115条に基づき,謝罪
広告の掲載を求める事案である。